たゆたう 水面に。
深い茂みを分け入って
愛する意味を叫んでみた

心を空っぽにして
からだを濡らして 叫んでみた

隣に眠る君は
実に恍惚な表情で
満月を見上げている

嗄れた喉に君の冷えた指が絡まって
足も思考も絡まって
すっかり叫ぶ事を忘れてしまったよ

総てを見透かしていたのは
湖面にたゆたう朧月


【2007/05/19 20:11】 | 詩: 「君へ」 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
陽だまり。
ジャングルジムにのぼる君の影が
長く長く伸びた頃
遠くの方から僕らを呼ぶ声

君は一目散に声の方へ駆けて行って
その後ろを僕はゆっくりとついてゆく

僕らの影はこれ以上ないほどに伸びきって
繋いだ手のぬくもりから

ここが陽だまりの場所 なのだと

強く感じたんだ


ジャングルジムにのぼる僕の影は
どこまでも どこまでも伸びていって
これ以上ないほど伸びきって

伸びきったところでそれは段々に
輪郭をあやふやにして
少しずつ 少しずつ
闇と一つになってゆく


僕を呼ぶ声は
僕が呼ぶ声に


今日も背中だけが あたたかい
【2007/04/30 14:09】 | 詩: 「君へ」 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
あなたへ。
どれほどの綺麗な言葉を聴いたって

私はちっとも嬉しくない

宝石のような物は 所詮

宝石ではないのよ

耀く調べを欲しいんじゃない

たった一言

「好き」と聴きたい もどかしさ。
【2007/04/18 20:26】 | 詩: 「君へ」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
きみへ。
どれほど綺麗な言葉を紡いでも

君はちっとも喜ばない

沢山の宝石みたいな言葉

地面に落ちた瞬間

コロコロと

石ころになってしまうのは

どうしてだろう

たった一言

「好き」と云えない もどかしさ。

【2007/04/18 20:21】 | 詩: 「君へ」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
夜風。
あまりに澄んだ空気は
星の瞬く音さえも聴こえそう

冷たい夜風は僕の汚れたものを
凍らせてくれるだろうか


サァァ―… 
吹き抜ける一陣の風
心地の好いそれは
僕の瞳に突き刺さり 
知らず知らずに  濡らす



零れだしたものに
君への想いをのせてみようか



どさくさに紛れて
恥かしさに 涙して



君への想いを
零してみようか

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【2007/04/11 12:50】 | 詩: 「君へ」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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